Requires a javascript capable browser.

ガイソー山梨店

ブログ

耐震性が高い・低い建物の特徴|耐震性を向上させるためのリフォーム

2024.01.06
この度の能登半島地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
被災地域の1日も早い復興をお祈り申し上げます。


今回の大地震の発生を受けて、ご自宅の地震対策を検討されている方が多いのではないでしょうか。
「建物の耐震性の向上」に重点を置いたリフォーム(耐震リフォーム)を行えば、大地震が発生したとしても倒壊のリスクが低くなり、被害を最小限に抑えることができます。

そこで今回は、「耐震性が高い・低い建物の特徴」と「建物の耐震性を向上させるためのリフォーム」についてお話ししていきたいと思います。



耐震性が高い建物の特徴

耐震性が高い建物の特徴として、以下の2点が挙げられます。



正方形、長方形の建物

正方形や長方形のように整った形をした建物は、6面が一体となって建物を支え合うことで、地震エネルギーを壁や地面に受け流すことができます
また、箱型で囲まれているのでエネルギーの吸収も可能です。そのため、外から力が加わっても壊れにくい構造となっています。



重量が小さい建物

地震力(地震発生時に建物にかかる負荷)は、「建物の重さ」×「地震層せん断力係数」という計算式で求められます。
要するに、建物全体の重量が大きければ大きいほど地震力も比例して大きくなり、地震発生時の被害も拡大しやすいということです。
たとえば、瓦のように重量な屋根材を使用していると、建物の強度によっては倒壊・崩落のリスクが高くなりやすいです。
言い換えれば、金属屋根やアスファルトシングル屋根のように軽量な屋根材であれば、地震による建物の被害を抑えることができます



耐震性が低い建物の特徴

反対に耐震性が低い建物の特徴として、以下の2点が挙げられます。



1階の壁面積、床面積が少ない

1階部分にガレージが備えられていたり、玄関やリビングが吹き抜けとなっている建物は壁や柱の量が少なくなります。
そのため、地震発生時に建物をしっかりと支えることができず、倒壊につながってしまいます。



1階部分がガレージの建物



形がL字、コ字の建物

L字やコ字の建物は正方形や長方形の建物と異なり、地震エネルギーを分散できず1点に集中させてしまうため、倒壊のリスクが高くなります。
さらに家自体の形が複雑なので、地震発生時に縦部分と横部分とで異なる揺れ方をしてしまい、壁同士がぶつかったり歪みが起こる場合があります



建物の耐震性を向上させるためのリフォーム

建物の耐震性を向上させるためのリフォームとして、以下の4点が挙げられます。



耐力壁の配置

耐力壁は「水平方向からの力に抵抗して住宅を支える壁」のことで、地震だけでなく台風などの強風にも有効です。
筋交い(すじかい)」が使用された耐力壁が代表的です。筋交いとは、「柱や梁、土台などで構成された四角い枠内に補強材を斜めに渡したもの」となります。
地震の横揺れによる力が加わったとしても、四角い枠が平行四辺形に変形することで力を受け流し、建物への影響を軽減します。

ただし、耐力壁を適当に配置すると、地震発生時に建物がねじれて倒壊してしまう可能性があります。事実、阪神淡路大震災では耐力壁の数は十分だったものの、配置が偏っていたことで倒壊した建物が多く存在しました。
現行耐震基準(1981年6月1日から適用された耐震基準)では耐力壁の配置バランスの計算が義務化されていますが、旧耐震基準(1981年5月31日以前までの耐震基準)で建てられた建物の場合は注意が必要です。



↓ 斜めにかけられた木材が筋交い

筋交い



耐震金具による補強

従来の木造住宅は「木造軸組工法(在来工法)」によって建てられていることが多いです。これは柱と梁を組み合わせて骨組みを作り、屋根や外壁を張り付けていく工法になります。
地震によって大きな負荷がかかると、柱や梁などの接合部分の緩み・抜けが発生し、建物が倒壊・崩落する危険があります。
そこで、接合部分に専用の金具を取り付けて固定することが現行耐震基準によって義務化されました。
柱と基礎を固定する「ホールダウン金物」や筋交いを補強する「筋交い金物」、柱と梁を固定する「仕口金物」などを使い分けることで、建て替えを行わずとも建物の耐震性を大きく向上させることができます

また、家具に耐震金具を取り付けることで、地震による転倒・転落の防止も可能です。
ご自身で設置することもできますが、強度に不安がある場合は施工業者に任せることをおすすめいたします。



↓ 筋交い金物

筋交い金物



屋根材の変更

耐震性を向上させるためのリフォームの1つとして、「瓦屋根の変更」が挙げられることが多いです。
瓦屋根は優れた耐久性を持った屋根材ですが、「重量が大きい」というデメリットがあります。
前述の通り、地震発生時にかかる建物への負荷(地震力)は「建物の重さ」×「地震層せん断力係数」という計算式で求められることから、屋根が重ければ重いほど地震による被害が大きくなりやすいです。
そのため、屋根葺き替え工事によって軽量な金属屋根やアスファルトシングル屋根に変更される方が多いです。
ガイソーの取り扱い商品である「スーパーガルベスト」や株式会社ルーフタイルグループジャパンの「SENATOR」などがよく用いられます。アスファルトシングル屋根であれば、オーウェンスコーニングジャパン合同会社の「オークリッジスーパー」が有名です。



オークリッジスーパー



ただし、瓦屋根だからといって地震による倒壊が必ず起こるわけではなく、大地震が起こっても倒壊せずに耐えている瓦屋根の建物も多く存在します。
瓦屋根の重さが建物に負担をかけることは事実ですが、どちらかというと「建物そのものの強度」が問題となる場合が多いです。
特に2000年基準(木造住宅の耐震性を向上させるために、2000年以降から適用された耐震基準)を満たしていない木造住宅に瓦屋根を採用すると、大地震による倒壊・崩落のリスクが高くなりやすいです。

言い換えれば、耐震リフォームをしっかりと行った建物であれば、瓦屋根を採用しても地震の被害を最小限に抑えることができます
大地震を恐れて瓦屋根の採用を諦める方がいらっしゃるかもしれませんが、一度施工業者に相談されることをおすすめいたします。



住宅の劣化箇所の補修

外壁や基礎部分などにひび割れや腐食が発生している場合、そこに地震力がかかることで倒壊や崩落につながる恐れがあります。
建物の耐震性を高めるためにも、劣化に気が付いたら一刻も早く補修工事を行うようにしましょう



以上、「耐震性が高い・低い建物の特徴」と「建物の耐震性を向上させるためのリフォーム」についてお話しさせていただきました。
皆様のご自宅は今回ご紹介した特徴に該当したでしょうか。もし耐震性が低い建物の特徴に該当したのであれば、耐震リフォームを行われることをおすすめいたします。
また、現行耐震基準を満たしていない建物にお住まいの場合も、一刻も早いリフォームを強く推奨いたします。

地震に強い家づくりについてお悩みでしたら、ぜひお気軽にガイソー山梨店までご相談ください。



ガイソー山梨店では、見積り診断を無料で行っています!
ぜひお気軽にお問い合わせください。(*^^*)


リフォーム工事でお悩みでしたら、
ぜひ一度、ガイソー山梨店へご相談ください!

・-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------・

ガイソー山梨店

〒400-0066
山梨県甲府市新田町1-1

TEL:0120-360093
FAX:055-244-7204
E-mail:yamanashi@kensyou.biz


◆定休日 毎水曜日、第1・第3日曜日

住まいの外装リフォーム GAISO(ガイソー) トップ
ブログ
> 耐震性が高い・低い建物の特徴|耐震性を向上させるためのリフォーム
無料30秒!私の家の外壁塗装はいくら?
見積りを依頼する