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屋根棟の修理費用はどれくらい?工事内容別の費用や修理タイミングを解説します

2023.10.10

屋根棟が壊れてしまって修理を検討中の方のなかには「屋根棟ってどういう修理が必要なの?」「屋根棟を修理するのにはどれくらい費用がかかるの?」と気になる方も多いでしょう。
屋根棟の修理費用は今の屋根材の種類によって変わるため、屋根棟の種類やそれにあった修理内容を正しく理解しておく必要があります。本記事では屋根棟の種類や種類別の工事内容、それぞれの費用相場について解説していきます。ぜひ最後までご覧ください。
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屋根棟とは?

屋根棟とは屋根の面同士が合わさる境界部分を指し、屋根の頂上などにある「少し盛り上がった山型の部分」になります。屋根棟は屋根の雨漏りを防ぐ役割と屋内の熱気や湿気を適度に逃す換気の役割をしているため、屋根にはなくてはならないものです。
一方、屋根棟は屋根の頂上にあるため、特に雨風の影響を受けやすく壊れやすい部分なので定期的にメンテナンスを行う必要があります。屋根棟には「棟板金」と「棟瓦」の2種類があり、それぞれ修理内容や費用も変わりますので正しく理解しておきましょう。

屋根棟は屋根の種類によって異なる

それぞれの屋根棟ごとの屋根の種類と修理内容は以下のとおりです。

屋根旨の種類 屋根の種類 修理内容
棟板金
※金属製
・スレート屋根
・金属屋根
・釘の打ち直し
・棟板金の交換
棟瓦
※瓦製
・和瓦屋根
・洋瓦屋根
・セメント屋根
・漆喰補修
・棟瓦の積み直し

棟板金:スレート屋根、金属屋根

現在の家の屋根がスレート屋根か金属屋根の場合は、「棟板金」という金属製の屋根棟が使われています。
スレート屋根と金属屋根の屋根棟は、屋根の面と面が重なる部分を「貫板(ぬきいた)」でおさえ、その上に金属製の「棟板金」をかぶせて横から釘で固定するという構造になっています。そのため、その釘が雨によってサビたり、ゆるんで抜けてしまうことで棟板金が外れたり、釘穴から屋根の腐食が進行してしまう可能性があります。

棟瓦:和瓦、洋瓦、セメント瓦

現在の家の屋根が瓦屋根の場合は、「棟瓦」という瓦製の屋根棟が使われています。
瓦屋根はまず屋根の面と面の接合部分に漆喰で土台を作り、その上から短冊状の「熨斗瓦」を数枚重ね、さらにその上から半円型の「冠瓦」でふたをするような構造となっています。
棟瓦では経年劣化や雨風によって瓦自体にひびが入ったり、土台の漆喰部分が劣化することがあるので定期的なメンテナンスが必要となります。
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屋根棟の修理タイミング・劣化症状

つづいては「棟板金」と「棟瓦」それぞれの修理タイミングについて解説します。

屋根棟の種類 修理タイミング 劣化症状
棟板金 10年〜15年に1度 ・所々にサビが発生している
・釘がゆるんでいる、ぬけている
・棟板金がズレている、めくれている
・棟板金がはずれて一部がなくなっている
棟瓦 20〜30年に1度 ・瓦がズレている、ズレているような音がする
・漆喰が剥がれている
・瓦にヒビが入っている、瓦がはずれて一部がなくなっている

棟板金の場合

棟板金は10年〜15年に1度のタイミングで修理やメンテナンスを行うのが良いでしょう。
10年〜15年ほど経過すると、棟板金を固定している釘がゆるんだり、はずれたりすることから棟板金自体が風で飛んでなくなってしまうことがあります。そのまま気づかずに放置していると、棟板金が外れた場所から雨が侵入して建材が腐ったり、雨漏りにつながったりします。そのため、10年〜15年に1度は専門業者にメンテナンスを依頼しましょう。

棟瓦の場合

棟瓦は20年〜30年に1度のタイミングで修理やメンテナンスを行うのが良いでしょう。
棟瓦は棟板金に比べて長持ちしますが、メンテナンスをしないままでいると瓦がズレてきたり、漆喰が劣化して建材の腐食につながったりと屋根の劣化が進行してしまいます。
劣化症状をそのままにしておくと、瓦と下地をすべて新しいものに交換する「葺き替え工事」が必要となり、工事費用に約200〜250万円ほどがかかってくる可能性があります。
瓦屋根は長持ちしますが、その分工事する際に費用が高くなるので定期的に修理するようにしましょう。
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屋根棟の修理費用

本章では、棟板金と棟瓦それぞれの修理費用について解説していきます。
屋根棟の工事はどれも屋根の上に乗らなければ工事ができないので、必ず足場の設置代(10万〜20万円ほど)が追加でかかってきますので理解しておきましょう。

棟板金の修理費用

棟板金の修理内容は主に以下の2種類があります。

修理内容 工事単価
棟板金の交換 5,000円〜12,000円/m
釘の打ち直し 15,000円〜40,000円/1棟

1つ1つ解説していきます。

棟板金の交換費用

棟板金交換の費用は、5,000円〜12,000円/m(7万円〜10万円)です。棟板金の工事となるとほとんどが棟板金自体の交換であることが多いです。交換費用は交換する棟板金の長さによって変わります。そのため、長くなればなるほど費用がかさんでいきますので注意しましょう。

棟板金(12m)の工事費用の内訳はこちらです。

項目 工事費用 備考
棟板金の交換(12m) 60,000円 ※5,000円〜12,000円/m
養生代 40,000円 ※200円〜1,000円/㎡
足場の設置代 150,000円 ※700円〜1,000円/㎡
諸経費 25,000円 ※工事費用の10%程度
合計 275,000円  

棟板金の交換はまず今の棟板金と下の貫板を撤去し、その後新しい貫板と棟板金を設置すれば作業が終了です。

釘の打ち直し費用

釘の打ち直しの費用相場は、15,000円〜40,000円/1棟です。
棟板金は横から釘で固定されていますが、日々の雨風や台風などによって徐々に釘がゆるんでしまいます。その場合には釘の打ち直しを行う必要があります。釘を打ち直した後には上からコーキングをすることによって釘が抜けにくくなります。

棟瓦の修理費用

棟瓦の修理内容は以下の2種類があります。

修理内容 工事単価
漆喰の補修 4,000円〜7,000円/m
瓦の積み直し 10,000円〜17,000円/m

1つ1つ解説していきます。

漆喰の補修

漆喰の補修費用は、4,000円〜7,000円/m(5万〜10万円)です。
棟瓦の漆喰は棟瓦自体を固定する役割と屋根の面同士の隙間を埋める役割を持っています。漆喰は日光や雨風によって劣化していき、そのまま放置していると漆喰が崩れて棟瓦や瓦屋根が屋根から落ちてしまうという大きな危険があります。漆喰に劣化が見られた場合にはすぐに修理するようにしましょう。

漆喰の補修は1度古くなった漆喰をすべて取り除いた後に新しい漆喰を詰め直すという工事が一般的です。対応箇所が極端に広くなれば1日程度で終わる作業になります。

棟瓦の積み直し

棟瓦の積み直し費用は、10,000円〜17,000円(12万〜25万円)です。
棟瓦が大きく破損・損傷している場合やすでにいくつかの棟瓦が飛ばされてなくなっている場合などは棟瓦の積み直しが必要になってきます。棟瓦の積み直しは1度すべての棟瓦を取りはずし、棟部分をきれいにします。その後、新しい棟瓦を設置し直して終わりとなります。
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風災による損傷は火災保険を申請する

屋根棟の損傷が台風や大雪などの自然災害が理由の場合は火災保険がおりる場合があります。火災保険の保証内容は加入している保険会社によってさまざまなので、1度「自宅がどの火災保険で契約をしているか」「契約内容・保証内容はどんなものか」を確認しておきましょう。

一般的に火災保険は台風や竜巻などの風災、大雪などの雪災によって屋根が壊れた場合に限り、被災から3年以内に申請すれば火災保険を利用できます。すでに自費で修理が完了している場合でも被災から3年以内であれば申請可能です。
もちろん、経年劣化や施工不良の場合には火災保険は適用されないので注意しましょう。

火災保険を申請するのが初めての方向けに、火災保険申請までの流れを以下にまとめます。

1.保険会社に問い合わせて申請書類をもらう
2.業者から工事の見積もりと被災箇所の写真をもらう
3.申請書類をそろえて保険会社に送付
4.保険鑑定人による調査を受ける
5.承認後、保険会社から保険金がおりる

書類を準備したり、業者とやりとりするのは少し大変ですがそれが終わればあとは待つだけなので、火災保険が使えそうな方は積極的に申請しましょう。
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まとめ

本記事では屋根棟の種類、修理内容、修理費用などについて解説してきました。屋根棟は屋根を長く維持するためにとても重要な部分ですので必ず定期的なメンテナンスを行いましょう。
ガイソーでは無料で見積もり相談を受けつけています。屋根工事を考えている方はぜひ一度お問い合わせください。最適な屋根工事のプランをご提案いたします。
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